エレベーターピッチの作り方|30秒で伝える構成と例文

エレベーターピッチとは|30秒で伝える技術

エレベーターピッチとは、エレベーターに乗り合わせた数十秒という短時間で、自分や自社・アイデアを相手に伝える短いプレゼンのことです。投資家や重役との偶然の出会い、展示会での挨拶、名刺交換の場などで使える「最短の説得ツール」です。

エレベーターピッチに必要な5つの要素

要素内容時間の目安
①フック(つかみ)相手に「聞きたい」と思わせる一言3〜5秒「○○の課題を30秒で解決できます」
②課題の提示解決しようとしている問題5〜7秒「多くの企業が○○で毎月△△万円を無駄にしています」
③解決策自分・会社・商品が提供する答え7〜10秒「弊社の○○は、□□を使って3週間で解決します」
④証拠・実績信頼性を裏付ける数字や事例5〜7秒「導入した50社の平均で△%のコスト削減を実現しました」
⑤CTA(次のアクション)相手に取ってほしい行動3〜5秒「もし興味があれば、5分ほどお時間をいただけますか?」

場面別エレベーターピッチ例文(そのまま使える)

例文①:自己紹介型(営業職・ビジネスパーソン向け)

「はじめまして、○○株式会社の▲▲と申します。私は中小企業の営業チームが、もっと少ない時間で成果を出せるようにする仕組みを提供しています。これまでに50社以上で平均30%の商談成約率アップを実現してきました。もし課題があれば、ぜひ詳しくお聞かせください」

例文②:新規事業・スタートアップ向け

「私たちは、介護施設のシフト管理に月40時間かかっているという問題を解決します。AIを使ったシフト自動生成ツールで、同問題を月5時間に削減します。現在10施設でパイロット導入中で、平均満足度は4.8/5です。ご関心があれば、デモをご覧いただけますか?」

例文③:転職・キャリアアピール向け

「私は5年間、大手メーカーで新規顧客開拓を担当し、年間売上3億円の事業を立ち上げました。特に強みは、ゼロから市場を作るフェーズのリーダーシップです。御社が新規事業を拡大していると伺い、ぜひお役に立てないかと思い、ご挨拶したいと思いました」

エレベーターピッチを作る4ステップ

  1. 相手を1人に絞る:「誰に」届けるのかを具体的に設定します(投資家、見込み客、採用担当など)。
  2. 5要素を1文ずつ書く:フック・課題・解決策・証拠・CTAをそれぞれ1文で書きます。
  3. 声に出して時間を計る:合計30秒以内に収まるか確認し、長い部分を削ります。
  4. 10回声に出して練習:自然に出るまで繰り返します。記憶でなく「体で覚える」感覚を目指します。

まとめ|30秒で相手の心を動かす構成を設計する

エレベーターピッチは「短く・鋭く・行動を促す」の3要素が命です。5つの要素を30秒に収める構成を設計し、繰り返し声に出して磨きましょう。商談・スタートアップ登壇・転職面接など、あらゆる場面で「その一言」が扉を開きます。

プレゼンの短い説得技術をさらに深めたい方は、営業トークのコツ|トップ営業の話し方と会話例もあわせてご覧ください。

ピッチの実践スキルを磨きたい方は、研修・セミナーの詳細はこちらをご確認ください。